日東駒専の理系を目指す高校生へ|学部・入試・塾選びまで徹底解説

Last Updated on 2026年8月18日 by ゆるっと先生

「日東駒専の理系に行きたいけど、どんな学部があるの?」「理系は文系より難しいって本当?」そんな疑問を持っている高校生はとても多いです。

日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)は文系だけでなく、理系でも人気が高く、就職や大学院進学まで幅広いルートが開けています。この記事では、理系を志望する高校生に向けて、各大学の学部構成から入試対策、塾選びのポイントまで、実践的な情報をまとめました。

日東駒専の理系学部、どんな選択肢がある?

日東駒専は「文系のイメージが強い」と思われがちですが、実際には理工・理・農・医療など多彩な理系学部を擁しています。進路を考えるうえで、どんな学部があるかを把握しておくことは非常に重要です。

日本大学の理系学部

日本大学は理系の規模が日東駒専の中でもトップクラスです。代表的な学部として、理工学部・生産工学部・工学部・農学部・医学部・歯学部・薬学部などが挙げられます。

理工学部はキャンパスが船橋(千葉)にあり、機械工学・電気工学・土木工学など幅広い工学系専攻があります。生産工学部も同様に工学系の専攻を持ち、ものづくり産業への就職に強みがあります。

農学部は世田谷キャンパスに位置し、食品・バイオテクノロジー・獣医学など生命系の学びができます。なかでも獣医学科は難関で、国立大学並みの学力が必要です。医学部・歯学部・薬学部は専門職資格取得を目指す学部で、私立の中では比較的知名度が高く、卒業後の進路も安定しています。

東洋大学の理系学部

東洋大学の理系学部は、理工学部・総合情報学部・生命科学部・食環境科学部が中心です。川越キャンパス(埼玉)と板倉キャンパス(群馬)に理系学部が集まっています。

理工学部は機械工学・電気電子情報工学・都市環境デザイン学・建築学などを学べます。総合情報学部はIT・データサイエンス系の内容が多く、AIや情報処理を学びたい学生に人気があります。生命科学部はバイオテクノロジー・生物学・生態学などを扱い、食環境科学部では食品科学・栄養を学べるため、食品メーカーへの就職を狙う学生にも支持されています。

駒澤大学・専修大学の理系学部

駒澤大学には医療健康科学部(診療放射線技術科学科)があり、国家資格である診療放射線技師を目指せます。理系の選択肢は少ないですが、医療系の専門職を目指す学生にとっては手堅い選択肢です。

専修大学はネットワーク情報学部がデータサイエンス・情報技術系の内容を扱います。純粋な理工系とは異なりますが、ITエンジニア・データアナリストを目指す高校生からも注目されています。なお、駒澤・専修の理系は学部数が限られているため、複数の大学を視野に入れて受験計画を立てることが重要です。

日東駒専 理系の入試難易度と偏差値を知る

「日東駒専は簡単」というイメージがありますが、理系の場合は文系より入試が少々異なります。科目数や配点の仕組みを正しく理解しておくことが合格への第一歩です。

偏差値の目安はどのくらい?

河合塾・ベネッセのデータをもとにした日東駒専 理系の偏差値帯はおおよそ以下の通りです。

大学・学部代表的な学科偏差値目安(河合塾)
日本大学 理工学部機械工学・電気工学40〜47.5
日本大学 農学部食品・バイオ・獣医40〜62.5(獣医は高め)
東洋大学 理工学部機械・電気電子・建築42.5〜47.5
東洋大学 総合情報学部情報・データサイエンス45〜50
東洋大学 生命科学部生物・バイオ42.5〜47.5
駒澤大学 医療健康科学部診療放射線技術42.5〜47.5
専修大学 ネットワーク情報学部情報・ネットワーク42.5〜47.5

※偏差値は試験方式や年度によって変動します。最新情報は各大学の公式サイトまたは受験情報サイト(パスナビ・マナビジョン)で必ず確認してください。

理系は文系より入試科目が多い?

私立理系の入試では、基本的に「数学・英語・理科(物理・化学・生物から選択)」の3科目が必要です。文系(英語・国語・地歴or数学)と比べると、理科の準備が追加される分、学習量は増えます。

また、日本大学・東洋大学では共通テスト利用入試も充実しており、自分の得意科目に応じて受験方式を使い分けることが可能です。特に共通テストで理科と数学が得意な場合は、一般入試との併用で複数回のチャンスを作ることができます。

合格ラインのリアルな目標点

日東駒専 理系の一般入試(3科目型)の場合、合格最低点は得点率60〜70%前後が目安になることが多いです。科目によって難易度の波がある年もあるため、過去問演習で「得点の取り方」を体に染み込ませることが重要です。

特に数学は日本大学の理工学部入試で計算量が多い問題が出やすく、時間内に解き切る練習が必要です。東洋大学の理系では英語の配点が高い学科もあるため、苦手科目を放置せず、バランスよく対策することが求められます。

理系受験に強い塾・予備校の選び方

理系の受験対策は、数学・理科の演習量と指導の質が合否を大きく左右します。自分に合った塾を選ぶことで、勉強の効率がぐっと上がります。ここでは塾選びのポイントを具体的に解説します。

集団授業型と個別指導型、どちらが向いている?

塾の形式は大きく集団授業型個別指導型に分かれます。それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。

  • 集団授業型(例:東進ハイスクール・河合塾マナビス):体系的なカリキュラムで基礎から応用まで学べる。競争意識が生まれやすく、モチベーションが上がりやすい。
  • 個別指導型(例:武田塾・トライ・スタディコーチ):自分のペースで苦手単元を重点的に対策できる。質問しやすく、丁寧なフォローが受けられる。
  • 映像授業型(例:スタディサプリ・東進):好きな時間に繰り返し視聴できるため、部活との両立がしやすい。

日東駒専 理系を目指す場合、基礎力に不安があるなら個別指導、ある程度の学力があり演習量を増やしたいなら集団授業や映像授業が向いています。自分の現状に合わせて選ぶのがポイントです。

理系に強い塾の具体例

以下は理系受験対策に評判が高い塾・予備校の例です。

塾名形式理系対策の特徴
東進ハイスクール映像授業+個別サポート数学・理科の映像授業が充実。有名講師の授業を繰り返し視聴できる
武田塾個別指導+自学自習管理「参考書1冊を完璧に」の方針。数学の基礎固めが徹底できる
河合塾マナビス映像授業難関大〜日東駒専レベルまで幅広い講座。部活生にも対応しやすい
スタディサプリ映像授業(オンライン)月額2,178円〜と低コスト。基礎固めに最適。自宅学習派に人気
駿台予備校集団授業理系カリキュラムが手厚い。物理・化学の授業クオリティが高い

※塾の料金や講座内容は変更されることがあります。体験授業や無料相談を活用して、実際に確認してから入塾を決めましょう。

塾選びで失敗しないためのチェックリスト

塾を選ぶ前に、以下の点を確認しておくと後悔が少なくなります。

  • 理系専門のカリキュラムが用意されているか(数学・物理・化学の対応講座があるか)
  • 自分の偏差値帯に合ったコースがあるか(難しすぎ・易しすぎに注意)
  • 自習室が利用できるか、開放時間はどのくらいか
  • 質問対応の体制が整っているか(チューター・担任制度など)
  • 通いやすい立地かどうか(長続きするかどうかに直結)

上記のポイントを比較検討することで、「入ってみたら思っていたのと違った」という失敗を避けられます。まずは無料体験授業を複数の塾で受けてみることをおすすめします。

日東駒専 理系に合格するための勉強法

理系の受験勉強で最も大切なのは、基礎をしっかり固めてから演習に入るという順番を守ることです。ここでは科目別の具体的な勉強法を紹介します。

数学の勉強法:基礎からの積み上げが命

理系入試において数学は最も配点が高い科目の一つです。日東駒専レベルでは、数学ⅠA・ⅡBの基礎をしっかり固めることが合格への近道です。

まずは「青チャート」や「基礎問題精講(数学)」などの参考書で、典型問題のパターンを理解することから始めましょう。解法をただ丸暗記するのではなく、「なぜこのアプローチをとるのか」を言語化しながら進めることが大切です。

基礎が固まったら、「標準問題精講」や各大学の過去問に取り組みます。日本大学 理工学部の入試では計算量が多い問題も出るため、時間を計りながら解く練習を欠かさないようにしましょう。1問あたりの目標時間を設定して、速く正確に解くトレーニングを積むことが重要です。

理科(物理・化学・生物)の勉強法

私立理系では物理・化学・生物のうち1〜2科目を選択するのが一般的です。志望学部によって選ぶべき科目が異なるので、まず確認しておきましょう。

  • 工学系(機械・電気・建築)→ 物理+化学が一般的
  • 農・生命・食品系→ 化学+生物が多い
  • 情報・データサイエンス系→ 数学重視のため、物理または化学

理科の学習でよくある失敗は、「暗記だけで乗り切ろうとする」ことです。物理は法則の理解と計算の組み合わせ、化学は概念理解+反応式の習得、生物は正確な用語知識と論述力が求められます。「宇宙一わかりやすいシリーズ」や「物理のエッセンス」など、基礎概念がわかりやすくまとまった参考書を入口にすることをすすめます。

英語の勉強法:理系こそ英語を軽視しない

「理系だから英語は後回しでいい」という考えは危険です。英語は理系入試でも必須科目であり、合否を分ける場合も少なくありません。特に東洋大学の理系では英語の配点が高いため注意が必要です。

まずは単語帳(「システム英単語」「ターゲット1900」など)で語彙を増やし、文法はネクステージや英文法ポラリスで体系的に整理しましょう。長文読解は「関係代名詞・接続詞の構造把握」から始め、1文ずつ丁寧に読む練習を積み重ねることが効果的です。

日東駒専 理系の就職・大学院進学はどうなる?

大学選びをするうえで、卒業後のことも気になりますよね。日東駒専 理系の卒業生がどのような進路を歩んでいるかを知っておくことは、モチベーション維持にもつながります。

就職先の傾向と強み

日東駒専 理系の卒業生は、メーカー・IT・建設・医療など幅広い業界に就職しています。特に日本大学の理工・生産工学部は、建設・ゼネコン業界とのパイプが強く、大林組・清水建設・竹中工務店などの大手への就職実績があります。

東洋大学の総合情報学部・理工学部は、IT・ソフトウェア系企業への就職が多く、富士通・NTTデータ・野村総合研究所といった企業名も挙がっています。

いわゆる「大手への就職」を目指す場合、学内でのGPA(成績)・インターンシップの経験・資格取得が非常に重要になります。大学のブランドだけでなく、在学中に何をしたかが就活で問われます。

大学院進学という選択肢

理系の場合、大学院進学(修士課程)も有力な選択肢の一つです。日東駒専から難関大学の大学院(東京大学・東工大・早慶など)に進学する学生も一定数います。いわゆる「学歴ロンダリング」と呼ばれることもありますが、研究力と英語力を鍛えることで上位大学院への合格は十分に狙えます。

大学院進学を視野に入れている場合、大学1〜2年次から研究室の情報を収集し、どの教授のもとで学びたいかを考えておくことが大切です。日本大学・東洋大学にも活発な研究室があり、卒業論文・修士論文のテーマ選びが将来のキャリアに直結します。

資格取得で就職を有利にする

理系学部では、在学中に取得できる国家資格・業界資格があります。以下に代表的なものを挙げます。

  • 基本情報技術者試験・応用情報技術者試験:IT・情報系志望者に必須に近い資格
  • 測量士補・土木施工管理技士:建設・土木系の学生に有利
  • 危険物取扱者・化学系資格:化学・食品メーカーへの就職で評価される
  • 診療放射線技師・臨床検査技師:駒澤大学・東洋大学の医療系学部で取得可能

これらの資格は在学中に計画的に取得することで、就活の際のアピールポイントになります。大学のキャリアセンターや資格予備校(資格の大原・TACなど)を活用して早めに動き始めることが大切です。

受験スケジュールの立て方と年間計画

合格に向けて必要なのは、計画性のある勉強スケジュールです。高校3年間または残りの時間をどう使うかで、結果が大きく変わります。

高校2年生から始める準備

理系志望の場合、高校2年生の夏〜秋から受験を意識した勉強を始めるのが理想です。この時期に取り組むべきことは以下の通りです。

  • 数学ⅠA・ⅡBの基礎単元(二次関数・三角関数・確率・数列)の復習
  • 英単語帳を1冊仕上げる(例:システム英単語 基本の1200語)
  • 理科の科目選択を決定し、教科書レベルをひと通り終わらせる
  • 志望大学・学部の情報収集(オープンキャンパスへの参加もおすすめ)

この時期は焦らず基礎固めに集中することが大切です。基礎がしっかりしていれば、高3での伸びが全く違います。

高校3年生の前半(4〜8月)

高校3年の前半は基礎の完成と標準問題への移行を目標にします。具体的には以下の流れが効果的です。

  • 4〜6月:参考書(青チャート・基礎問題精講)で苦手単元を完全攻略
  • 7〜8月(夏休み):集中的な演習期間。1日8〜10時間の勉強を目安に
  • 模試(河合塾・ベネッセ)を積極的に受け、自分の位置を確認する

夏休みは受験の天王山と言われるほど重要な時期です。この期間に一気に実力を伸ばすために、塾の夏期講習をうまく活用するのも有効な手段です。

高校3年生の後半(9〜1月)

9月以降は過去問演習と弱点補強が中心になります。志望大学の過去問を早めに解き始め、出題傾向や時間配分の感覚をつかむことが重要です。

日本大学・東洋大学の過去問は赤本(教学社)で入手できます。最低でも3〜5年分は解いておきたいところです。過去問演習では「解けなかった問題」を放置せず、必ず解説を読み直して類題で確認する習慣をつけましょう。

自宅でできる!理系の効率的な学習ツール

塾に通うだけでなく、自宅での学習環境を整えることも理系受験では重要です。近年は質の高いオンライン教材が増えており、家にいながら本格的な受験対策ができるようになっています。

おすすめのオンライン学習サービス

自宅学習をサポートするオンラインサービスをいくつか紹介します。

サービス名特徴月額料金(目安)
スタディサプリ5教科に対応した映像授業。基礎から入試対策まで幅広い月額2,178円〜
東進オンライン学校実力派講師の授業が受けられる。理系科目の演習が充実月額1,000円〜
マナビズム(映像授業)日東駒専・産近甲龍に特化。合格ルートが明確個別相談で確認
atama+(アタマプラス)AIが弱点を分析して最適な問題を出題。苦手克服に強い塾経由での利用が主

※料金・サービス内容は変更される場合があります。公式サイトで最新情報を確認してください。

参考書・問題集の選び方

自宅学習で使う参考書は、「1冊を完璧に仕上げる」ことを意識して選ぶのがコツです。複数の参考書に手を出しすぎると、どれも中途半端になってしまいます。

日東駒専 理系向けにおすすめの参考書の組み合わせ例を挙げます。

  • 数学:「基礎問題精講 数学ⅠA・ⅡB」→「標準問題精講」→過去問
  • 物理:「物理のエッセンス」→「良問の風」→過去問
  • 化学:「宇宙一わかりやすい化学」→「化学の新標準演習」→過去問
  • 英語:「システム英単語」+「英文法ポラリス1」→長文問題集→過去問

自分の現状の学力を正直に把握したうえで、「少し頑張れば解ける」レベルの参考書から始めるのが最も効率的です。難しすぎる参考書を選ぶと挫折の原因になるので注意しましょう。

学習記録と振り返りの習慣化

自宅学習で陥りやすい失敗が、「やった気になるだけで定着していない」という状態です。これを防ぐために、学習記録をつける習慣を持つことが大切です。

ノートやスマートフォンのアプリ(StudyPlusなど)を使って、毎日の学習時間・取り組んだ内容・理解度を記録しましょう。1週間に1回、その週の学習を振り返る時間を設けることで、「どの単元が弱いか」「どの科目に時間を割くべきか」が見えてきます。継続することで自分だけの合格ルートが自然と整理されていきます。